プラセンタ注射で期待されるアンチエイジング効果

生命誕生を司る器官「プラセンタ」

「プラセンタ」(placenta)とは臍帯を介して母体と胎児を連絡する器官「胎盤」を意味する英語です。受精卵が着床し細胞分裂を繰り返しながら胎児の原型となる胎芽へと成長することに並行して、胎芽を包む胎嚢、そして子宮の一部が無数の血管と細かな絨毛で厚く膨張して胎盤が形成されます。いわば、妊娠から出産までの期間、胎児を守り育てるためだけに組成される一時の臓器であり、生命誕生の何とも神秘的な身体メカニズムが感じられます。

プラセンタには身体の細胞を作り出す10数種類のアミノ酸の他、タンパク質・脂質・糖質の3大栄養素、生理活性成分のビタミン・ミネラル・核酸・酵素、さらに抗酸化効果が期待される活性ペプチド、細胞間を連絡して健康な肌を保つムコ多糖類(ヒアルロン酸)といった生命の源といえる栄養素が豊富に含まれていることが確認されています。ヒト以外の哺乳類の雌は出産後胎盤を食べる習性があります。この行為の目的は諸説あるのですが、出産で消耗した体力を豊富な栄養分で補うためとする説を唱える識者も少なくありません。

科学的医療の門戸を開いた古代ギリシアの医師、ヒポクラテスが臨床に使用したとされるプラセンタですが、日本でも医薬成分が承認されるはるか昔から秘薬として用いられてきた歴史があるようです。その他にも、古代エジプト女王クレオパトラがアンチエイジングに、中国では秦の始皇帝の時代より不老長寿の妙薬「紫河車」として広まるなど、歴史的な逸話には事欠きません。そして現在「プラセンタ 著名人」などのキーワードでネット検索をすると、毎日のようにテレビに映る多くの美男・美女タレント名が愛用者(!?)としてヒットします。

体質改善で自然治癒力を高める医療用医薬品プラセンタの効果

製品としてのプラセンタは、哺乳類の胎盤から抽出した栄養素のエキスで、医療用医薬品(処方箋薬)以外の関連商品として、経口摂取する一般医薬品・健康食品・サプリメントや、肌に塗布する化粧品など数多くの種類が製造されています。

サプリメントや化粧品では牛・羊・馬・豚といった家畜の胎盤が原材料となっていますが、医療用医薬品として使用する注射剤はヒト胎盤由来のエキスのみに規定されています。現在保険適用されている注射剤は、慢性肝疾患や肝機能障害に高い効果を発揮する「ラエンネック」と、更年期障害、乳汁分泌不全などのホルモン系治療で効能を著す「メルスモン」に限定されています。これらの症状は、一般的に化学薬品の投与で早期の改善が期待できるものますが、プラセンタの場合は対症療法的な著効よりも、体質を正常に整えることで自然治癒力を高めることに主眼が置かれています。よって寛解までにはやや時間を要しますが、基本的に副作用がなく、体質改善によって体調そのものが良くなったという声が多く聞かれるのが特徴です。当クリニックではこの2種類のプラセンタ注射剤を患者様の症状にあわせてご提供しています。

美容・健康領域でのプラセンタについて

前述の通り、プラセンタは医療用医薬品として承認された症状への効果以外に、疲労回復や抗炎症、基礎代謝向上、創傷回復、血行促進、抗アレルギー、さらにメラニン色素生成の抑制、美白効果、保湿効果、肌質改善、コラーゲン生成などへの高い有用性がさまざまな実験データから示されており、皮膚科以外に整形外科や歯科領域でも使用されています。

近年の健康志向・アンチエイジング等の美容効果への期待から注目されているプラセンタですが、内服薬などよりも確実に効果が実感できるのは有効成分の吸収効率が高い注射による投与です。もちろん、お悩みの症状や程度によって得られる効果には個人差があります。まずは一度ご相談ください。

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