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ニキビ専門外来

重症ニキビ治療(イソトレチノイン内服療法)

現在の日本では、保険診療を継続的にしっかり行えば、多くの軽症~中等症のニキビはコントロールが可能になってきていますが、それでもなかなか改善しない重症のニキビの場合、使用できる薬は限りがあり、もう手立てがありません。美容的なレーザー治療にもさまざまな種類があり、一部に良いものもあります(こちらもご案内可能です)が、あまり効果の期待できないものもあり、玉石混淆の状態と言えます。ではどうすればよいでしょうか?

通常の保険でニキビ治療を行っても改善がみられない場合、イソトレチノインという内服薬を用いて治療する方法があります。イソトレチノインは皮膚のターンオーバーを促進することでニキビの角化異常を改善し、また皮脂の分泌も抑制することで強力な治療効果を発揮します。海外では同治療により、97~8%以上の患者様で改善がみられるという報告があります。また治療が終了してからの再発率もかなり低く、「完治」も期待できます。

国内のニキビ治療のガイドラインではイソトレチノインについてはとくに触れられていません。しかし米国をはじめとする諸外国では、ガイドラインでも中等度~重度の難治性ニキビに対してはイソトレチノインの内服療法が推奨されています。

イソトレチノインは商品名はアキュテイン(Accutane)やロアキュタン(Roaccutane)、イソトロイン(Isotroin)といった名称で、日本を除く諸外国では重症ニキビの治療方法として、広く一般的に使用されています。個人的には日本でも保険適応になって欲しいと思っている薬なのですが、今のところそのような動きも国内にはありません。そのため自費診療という形でのご提供となります。

具体的な方法としては、まずイソトレチノイン20mg錠を1日1回飲むことから始めます。
治療期間は半年を目安として、月1回通院をしていただきます。その際、内服により肝機能異常や高脂血症などがないか確認するため、定期的に採血も行います。治療開始から2ヶ月程度経過しても、なかな改善がみられない場合はイソトレチノインを40mgに増量して内服することを検討します。半年で1クールが終了しますが、多くの場合、内服終了後も治療効果が長期間持続いたします。もしも再発がみられる場合でも最低3ヶ月の休薬期間を設けた上で、さらに1クール半年間の投与を繰り返すことが可能です。

内服中の副作用として、目や唇を含む全身の乾燥が強く出てきますので、しっかりと保湿をしながら使用することが大切です。さらに、妊娠を避けることが絶対となります。女性はイソトレチノイン内服中と内服終了後6ヶ月、男性も内服中と内服終了後1ヶ月は避妊を行って頂くよう、当院では指導させて頂いております。
また、同薬剤は非常に有効性が高いため、一部個人で海外から輸入して勝手に使用するケースがみられますが、非常に危険ですので絶対に止めて下さい。米国食品医薬品局(FDA)も同様の警告をしており、厚生労働省もホームページにて個人輸入を禁止する旨の注意喚起を行っております。

当院は皮膚科専門医常駐の医療機関として、イソトレチノインの処方経験が多くあり、これまで保険診療では治りきらなかった患者様が改善するケースがみられております。がんこなニキビでお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。

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